【レビュー】Fire HD 8 キッズモデル (FreeTime Unlimited) を購入してみた感想

2019年3月19日に「Fire HD 8 タブレット キッズモデル」が発売となりました!

子供向けコンテンツの月額サービス「Amazon FreeTime Unlimited」の無料お試しが1年間ついているタブレットですが、購入しましたのでタブレットとFreeTime Unlimitedを使ってみたレビューを紹介いたします。

(関連記事)「Fire HD 8 タブレット キッズモデル」と通常版のFire HD 8の違いは?比較してみる

※追記:FreeTime Unlimitedは「Amazon Kids+(アマゾンキッズプラス)」と名称が変更となりました

「Fire HD 8 タブレット キッズモデル」を購入した経緯

持っていたASUSの10インチタブレットの液晶がいつの間にか割れて壊れていたので、タブレット買おうかな~と前から思っていました。

子供はいないので、わざわざキッズモデルを購入する必要はなかったのですが、当サイトは動画配信サービス(VOD)の情報サイトなので、動画もあるFreeTime Unlimitedは子供向けサービスとしてどうなのか調査したかったのと、Amazonサービスをよく利用してるのでサービスに特化したFire HDに興味がありましたので。

お子さんがいる家の感想ではないですが、大人と子供の気持ちになってレビューします!

「Fire HD 8 タブレット キッズモデル」と「Amazon FreeTime Unlimited」のレビュー

Fire HD 8 キッズモデルを予約購入する

発売前に予約してたので、その時点で購入しました。

公式サイト:Fire HD 8タブレット キッズモデル

色はブルーで。オプションは、Amazonカバーや保護フィルム、microSDカードなども購入できますが、無しで。

microSDカードはオプションでは価格が高めだったので、個別に同じメーカーの「SanDisk microSDXC ULTRA 64GB 80MB 」を安く購入(フォーマットすれば使用はOK)。

発売日に届く

発売日にちょうど配送されました。

Fire HD 8 キッズモデル「外箱」

もっと子供っぽい箱かと思ったら、いつものAmazonデザインの箱。
子供用なんだから、もっと子供っぽくすれば良いのに。プレゼントだとイマイチ。

Fire HD 8 キッズモデル「本体」

本体はこんな感じ。

Fire HD 8 キッズモデル「内容物」

中身は、本体電源コード説明書。あいかわらずシンプルです。

Fire HD 8 キッズモデル「本体カバー拡大」

本体のカバーは、商品ページの写真ではプラスチックなのかな?と思ってましたが、触ってみると発泡スチロールみたいな素材。発泡スチロールよりは硬くなめらかで、クッション性のある素材です。
これなら、落としても安全そう。普通のペラペラのカバーよりは丈夫ですね。

説明書はあいかわらず大したことが書いてなく、「同梱内容」「電源の入れ方」「ロック解除」「充電方法」「カバーの外し方」といったほぼイラストだけのシンプルな内容。
あとは、裏に小さい文字で安全に関する情報や、利用規約など。

セットアップ(初期設定)をする

電源ボタンを押して、いきなりセットアップとなります(起動音がけっこう高いのでビックリする)。

Fire HD 8 キッズモデル「セットアップ」画面

セットアップはネットワーク接続、Amazonアカウントを入力、パスワード設定、FreeTime Unlimitedの子供のプロフィール作成、使用方法の設定など。

それほど難しくはないですが、所々でこれはどういう意味の設定なのだろう?というところがありました。
まあ、使用方法の設定は、後からでも変更できるので無視してもいいですが。

ちなみに、セットアップは充電しながらやった方がいいですね(電池残りは80%ありましたが)。あとは、ネットワークの設定もあるので、Wi-FiをONにした状態で。

(関連記事)「Fire HD 8 キッズモデル」の使い方:セットアップ方法(初期設定)

「FreeTime Unlimited」で遊んで見る(子供の気持ちになって)

FreeTime Unlimitedは年齢制限の設定によってコンテンツが表示されますが、以下は「3~8歳」の設定のコンテンツです(特にいじってなく、初期のまま)。

ちなみに、年齢制限は範囲を細かく設定でき、「+13歳」まであります。

1.本からアプリ、動画と多くのラインナップがそろってる

セットアップが終わると、FreeTime Unlimitedの子供向けのホーム画面が表示されます。

Fire HD 8 キッズモデル「ホーム」画面

コンテンツは大きく分けると、「アプリ」「電子書籍」「動画」「おすすめサイト」がありますね。

数でいうと各カテゴリのおすすめのページで簡単に計算したところでは、アプリは400個以上、電子書籍は350冊以上、動画は100作品以上はあります(この数が全部かはわかりません)。

けっこうなボリューム。

公式では数千のコンテンツがあると記載がありますので、年齢制限の設定範囲を広げるとコンテンツが増えたりするでしょうね。

これらのデータは、全てのデータがタブレットに入っているわけではなく、利用する際はそのアプリなり電子書籍をタップしてダウンロードしてから利用できます。

子供が初めて使う時には、親がダウンロードしてあげるか、ダウンロードという概念を教える必要がありそうですね。

ちなみに、ダウンロードしたデータは、オフラインでも見れます。
だた、動画はダウンロードではなく、ストリーミング。

2.最近の子供「アプリ」は凝ってるな…

アプリは、遊びながら学べる知育アプリとか、娯楽アプリ、学習アプリなどがあり。

アプリはアイコンがずらーと並んでいるだけで、解説がないのでどんなアプリがちょっとわかりにくい。ちょっと、そこは不親切(それとも、解説がみれる操作があるのか?)。

試しに、まずは『学研 ちえのおけいこ 3歳』を遊んでみました。
とても簡単な問題で、指で物を移動させたり、指で線を引いて問題をといたりと。3歳でも簡単に解けます。1つの問題をとくと、がんばりシールがゲット!これはドンドンがんばれそうだな…
さらに、単純な遊びかと思いきや、実は裏では学習要素も含まれてると。あなどれないです。

次に『なりきり!!ハンバーガーやさんごっこ』で遊んで見る。
ハンバーガー、フライドポテト、ジュースを作るというゲーム。単純に作るわけでなく、いろんな素材を組み合わせて作ります。完成した料理はカメラで撮影することも可能。こんなの簡単だろうというノリでやったら、最後に判定があり9スマイル中2スマイルという低評価…えっ、意外と厳しい…
ちなみに、ボタンを押した時のケチャップ音がイケてます。

しかし、音声あり、アニメーションありと凝った作りですね。
昔、仕事で似たようなゲームを作ったことがあるからわかりますが、なかなかの品質です。

キャラクター系のアプリもありますし、アプリの数はすごいたくさんなので、子供は遊びつくせますね。

3.幅広い「電子書籍」のジャンルがそろってる

電子書籍は、童話や絵本、児童小説、伝記、科学、恐竜、昆虫、植物、スポーツ、工作、折り紙、あやとりなどがあり。

子供向けの幅広いジャンルがありますね。折り紙とかあやとりといった昔ながら遊びの本も。
また、気になったのはスポーツの上達のコツといった本もあること。最近はこんな本もピックアップされるんですね。

そして、中には「ディズニー絵本」や「ハリーポッター小説」もありますね。

最近いろんな意味で話題の『アナと雪の女王』の絵本を見てみました。
人気どころの絵本があるのは良いですね。絵本なのでダイジェスト感が強いですが、お母さんが臨場感たっぷり、また解説をまじえながら読んであげると子供が喜びそうです。

ハリーポッター』の小説は、もしかして全巻あるのかな?1巻だけじゃないです。
しかも、英語版もありますので、なかなかスゴイですね。

ちなみに、電子書籍はKindleと同じような操作画面です。

4.見きれないほどの「動画」

動画もけっこうありますね。

『忍たま乱太郎』『はなかっぱ』『ちびまる子ちゃん』『おさるのジョージ』『しまじろう』、藤子不二雄の『パーマン』『21エモン』『プロゴルファー猿』、『ポチッと発明ピカちんキット』『怪盗ジョーカー』『新幹線変形ロボ シンカリオン』『ご姉弟物語』など子供に人気作が目白押し。

海外アニメの『パワーパフガールズ』『ロスト・イン・オズ』『レゴニンジャゴー』『レゴフレンズ』なども。

子供向けの作品が多くあり、話数がけっこうあるアニメもあるので、だいぶボリュームがあります。全部みようとしても、なかなか見きれないでしょう。

久しぶりに『パーマン』の1話をみてました(1話ってこんなだったっけ)。

5.「おすすめサイト」はオマケ?

おすすめサイトのアイコンがあって、そこからサイトへ移動できます。

おすすめサイトは、生き物の図鑑とか、ドラえもん、アンパンマン、プリキュア、ミッフィー、リカちゃん、将棋連盟、Jリーズなどなど。

勉強的なものもあれば、キャラクターやスポーツ系も。安全なサイトがおすすめとして紹介されてます。

ただキャラクター系は、サイトのグッズ紹介でおもちゃとか欲しがってしまったりする心配も(笑)

ちなみに、ブラウザは使えないように設定も可能。心配な方は、使えないようにした方がよいですね。

6.年齢制限を9歳~13歳+にしてみると?

上記は、3歳~8歳の年齢制限のコンテンツですが、9歳~13歳+の範囲にしてみるとどうなるのか?

電子書籍は、やはりより大人向け?になりますね。長めの文章の「青い鳥文庫」や「岩波少年文庫」もラインナップとして表示されます。歴史やスポーツの本もより本格的になってますし。

個人的には投資の神様の『ウォーレン・バフェット お金の秘密を教えよう』があるのは面白いと思いました(笑)

動画も少し年齢あがった作品が増えますね(すごい数が増えたという感じではないですが)。

アプリは一見、ちょっとよくわかんないな…
学習でいうと4~6年制向け漢字アプリとか、英語リスニングなどかな。遊び系もあがったような。

といったように、年齢があがっても楽しめる感じですね。

7.Kindleで購入した本も追加できる

FreeTime Unlimitedのコンテンツだけでなく、Amazonで購入した電子書籍や動画も追加できます。

標準のコンテンツに満足できない場合や、どうしても欲しい本を追加できるのは良いですね。
ご褒美やプレゼントに本を追加ということも(おじいちゃん電子書籍かってー!なんて子供も出てるくるのかな…)。

8.子供向けの細かい設定が充実してる

FreeTime Unlimitedの目玉の一つとしては、子供向けの細かい設定

使用開始時間と終了時間の設定で、1日のうちに使える時間帯を限定でき、さらに1日のタイムリミット(合計使用時間)も設定可能。

ここは親御さんが地味に制限したいところだと思いますので、使えると思います。

あとは学習タイムを設定して、学習が終わるまでエンターテイメント系のものは利用できない設定も。
まあ、人によって教育としてどうなのか?という面はありますが。

9.キッズカバーをつけると軽く感じる

あと、細かい感想として。

キッズカバーは普通のカバーより安全性がアップしてるのはもちろんのことですが、カバーがついてると不思議とタブレットが軽く感じられます。

多分、分厚いカバーのおかげで手にふれる表面積が大きくなり、力が分散されるせいだと思うのですが。

タブレットってそれなりの重さがあるので、そういう面で軽さを感じられるのはいいですね。特に子供ならなおさら。大人が普通に使っても使いやすいと思います。

また、表面積が大きいので持ちやすいってのもあります。

なかなかあなどれないキッズカバーですね。

もちろん、大人も普通にタブレットとして使える!

Fire HD 8 キッズモデル「カバーを外した状態」

Fire HD 8 キッズモデルのカバーを外せば、本体は通常モデルの本体と同じなので、子供が成長した後にも普通のタブレットとして使えます。

アカウントを切り替えると、FreeTime Unlimitedのホーム画面から普通のFire HDのホーム画面に。

ちなみに、アカウント切り替えるにはセットアップで設定したパスワードを入力するので、子供が勝手に変更はできません。

個人的にFire HDの良い点として、スマホでKindleを見るよりは大きな画面となって見やすいですね。
もってる10インチタブレットでも見れましたが、重いし、大きめで置く場所に困るし。8インチはちょうどいい。

そして、プライム会員特典の「オーナーライブラリー」もやっと使えますし。

あと地味にいいのが、脇にある音量調整のボタン。
YouTubeをスマホでよく見ますが、動画によって音量が低かったりして音量調整がしにくいので少しストレスでしたが、ボタンで簡単操作できるのが楽ですね。

日中は子供が使って、夜はお父さんやお母さんが使ってもいいですね。

感想まとめ

タブレットを使う子供

子供向けとして「Fire HD 8 キッズモデル」と「Amazon FreeTime Unlimited」はどうなのか?というか、けっこう良いと思いますね。

FreeTime Unlimitedは、使ってみる前は微妙なボリューム数じゃないかと心配しましたが、けっこうなボリュームがありますので充分に子供が楽しめますし、簡単な学習ツールとしても良いのではないでしょうか。

動画配信サービスの専門家としては、子供向けの動画を提供しているサービスはいろいろとありますが、子供向け以外の動画が見れたりするので、けっこう厄介。

アカウント切り替えができて子供向け以外の動画が見れないようにできるサービスはありますが、慣れてない方だとちょっと面倒ですし。

その点、Fire HD 8 キッズモデルですと簡単ですし、子供が成長した後も使えるので子供向けとしては良い商品だと思います。

また、Amazonのことですから、今後さらなるサービスの充実がなされる可能性もありますし。

しかし、FreeTime Unlimitedは無料期間が終わると月額980円ですが、個人的にはちょっと高い感じもします。希望としては、500円くらいかな…(プライム会員なら月額480円ですが)
さらに、本体の価格が高いキッズモデルを、子供に与えるかというのも考えもの(おじいちゃんのプレゼントとかなら…)。

まあ、FreeTime Unlimitedに関してはキッズモデルは1年間無料なので、1年体験して子供の充実度から月額サービスを続けるか考えてみるのも良いですね。

(関連記事)「Fire HD 8 タブレット キッズモデル」と通常版のFire HD 8の違いは?比較してみる

タブレット購入が難しいなら「ディズニープラス」がおすすめ!

FreeTime Unlimitedはタブレットの学習にもなり、長く子供が楽しめるサービスですが、費用的にFireタブレットの購入が難しい場合もあります。

なので、もし単純に子供が楽しめる動画サービスを探しているなら「Disney+ (ディズニープラス)」がおすすめです。

ディズニープラスは月額990円(税込)のディズニーの動画配信サービスで、ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベル、ナショナル・ジオグラフィック、スターの6ブランドを中心としたサービス。

子供向けでもあるディズニーやピクサーの映画やアニメ、ドラマがたくさんありますし、動画以外のデジタルコンテンツも楽しめたりもします。

もちろん、大人が楽しめる作品もたくさんあるので、家族で楽しんでみてはどうでしょうか。

Disney+ (ディズニープラス)

(関連記事)ディズニープラスとは入会方法

それでは、【レビュー】Fire HD 8 キッズモデル (FreeTime Unlimited) を購入してみた感想でした。

※本ページの情報は2019年3月20日時点のものです。紹介した内容や作品ラインナップは変更となったり、年齢設定によって変わりますので、最新の情報はAmazon公式サイトにてご確認ください