Prime videoチャンネル『観劇三昧』のレビュー・評価!テレビ作品に見飽きた人はコチラ
Amazon prime videoチャンネルの『観劇三昧』を無料お試しをした感想。
『観劇三昧』とはどんな専門チャンネルか、実際にみた作品の感想やラインナップの特徴、他のチャンネルとの違いはどうなのかといった点をレビューします。
このページの目次
Amazon Prime Videoチャンネル『観劇三昧』とは?
サービス名 | 観劇三昧(Amazon prime videoチャンネル) |
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料金 | 月額464円(税込) ※Amazonプライム会員のみ利用可能 |
コンテンツ数 | 約80作品 ※2018年8月現在 |
視聴形態 | オンデマンド配信 |
無料お試し期間 | 14日間 |
ダウンロード機能 | あり |
対応デバイス | テレビ(STB)、パソコン、スマホ・タブレット ※台数制限 不明、同時視聴 可 |
観劇三昧 公式サイト
https://kan-geki.com/
『観劇三昧』は、全国の劇団の舞台映像が視聴できる演劇専門の動画配信サービス。
公式サイトでは300以上の劇団の1,000以上の作品が配信されていますが、prime videoチャンネルでは本数を減らした簡易版として配信されているようです。
こちらを視聴することで、ロイヤリティが劇団の活動資金になるので、劇団を応援できます。
Amazon Prime Videoチャンネル『観劇三昧』のレビュー・評価
観劇三昧の作品は、約80作品くらいがオンデマンド配信でみれます。
舞台なので映画の90分より長く、2時間という作品がけっこう多いですね。
実際に舞台を見たことがないですけど、2時間くらいが一般的なんですかね。中には、1時間作品もあります。
なので、80作品は一見、数として少ないようでも、けっこう見応えがあります。
しかし、劇のサムネイル画像(作品ポスター?)は映画と違って癖がありますし。イラストを使ったものもあれば、なんじゃコレ?という画もありますし。それを見るだけでも面白い。
2週間の無料お試しで3本視聴してみましたので、以下、作品の感想を。
パノラマ党「探偵アリス」の感想
「不思議の国のアリス」の主人公アリスが 迷いこんだのは、死体と殺人の国マーダー ランド!摩訶不思議な連続殺人を追いかけ 狂った事件の謎を解き明かせ、アリス!!
ファンタジーや童話は好きなので、「アリス」となると見たくなる。作品のサムネイル画像もシュールでいい感じですし期待大。
で、見てみると作品はおもっていたよりシュールというより、ポップよりなアリス。
当時の芸人ネタなども入っていて、だいぶ砕けた感じでしたね。芸人ネタはどうよ?と思いつつ。
ストーリーはミステリー要素もありつつ、ファンタジーもありつつとそれなりに面白かったです。
ラストのオチは、個人的にはそれほど驚くほどのネタではなかったですが、お話としてはまとまってました。
ただオチまでが分かりづらいテンポで進むので、そこはちょっとダレますね。
あと、作品は2006年とけっこう前のせいか映像が少し粗め。荒いのはいいのだけど、音が聞き取りにくい…
音量を大きくしてもセリフが聞き取りにくいところがチラホラ、また演劇の早口セリフも聴きなれてないので聞き取りづらい。何言っているかわからないところが、多々ありました。
そのせいでストーリーがきちんと理解できなかったところが残念。
階「点の階「・・・」見送られる編ー白い靴下の男ver.ー」の感想
囲碁をダイナミックに模した「点転」という架空の盤上競技をモチーフに、勝つことと負けること、終わること、終わらせることを描いた1時間の物語。 ある葬儀の日。故人は「点転」という盤上競技の名人で協会の長も務めた人物。 火葬を待つ部屋には故人の古い知り合いである売れない小説家もいた。 小説家はそこで衝撃の事実を知らされる。 「点転」はそもそも、小説家が書いた小説の中に出てくる架空の競技だった。彼の小説は小説とは見なさらず、海外から紹介された競技の「教本」として人気が出てしまったのだ。小説家はショックを受ける。「彼の才能のなさゆえに」ひとつの競技世界が創られ、そこで生きる人たちがいるとのだという。 この先点転は、自分は、どうすればいいのか?若手棋士も苦悩する。その日本を別の本を返しに来た別の人物にもそれは他人ごとではなかった。
こちらは1時間くらいの短めの劇。
タイトルからなんだかわけわかんない。どんな話かも想像つかない。
あらすじも長いくて意味不明そうなので、読まないでイキナリ作品を見てみました。
そんなわけわかんない印象に反して、お話はシンプル。
ある人物が亡くなって、火葬が終わるまで待つという状態。登場人物も少なく、会話劇として進みます。
シンプルな状況に対して、話してる内容はぶっ飛んでるのが面白い。
まるでギャグのような話を真面目に会話します。シンプルな状況がより際立ちますね。
人が死んだ状況、人生について悩む人物たち、テーマ性がわかりやすくビシビシ感じます。
また、オチもいいです。
短いながらも、シンプルながらも構成がうまく決まっている作品。
yhs「しんじゃうおへや」の感想
そこは死刑執行室。訪れた者たちが綴る三つの物語。第一話 回路 第二話 開いて閉じて 第三話 彷徨(さまよい) その部屋にやって来る者たち。刑務官、電気工事士、正体不明の男、と……女。ラストシーン、それらの物語が重なる時、一つの真実が浮かび上がる。
「死刑執行室」で繰り広げられる劇。
地上波では絶対にとりあげないようなテーマが、劇にはあっていいですね。
このお話は主人公は特にいない状態で、3部作でそれぞれ違う登場人物で物語は展開され、最後にオチとなります。
けっこう真面目なお話で、もちろん雰囲気は重い。
重い中でも、2部の電気工事の人たちのギャグが強弱をつけてバランスがとれてます。
刑務官側の視点や、犯罪者側の視点があり、けっこう考えさせられる作品です。
オチにつながる道具のアヤがいいですね。
その他
その他、使い勝手などの感想。
もちろん、「Fire TV」でも見れるので、大画面で視聴することができます。
インターフェスや操作は、プライムビデオとほとんど同じなので、違和感なく使えます。テレビ感覚で視聴できますね。
動画の「画質」は普通にキレイですね。
ただ少し古い年代の作品だと、撮影機器の関係か荒いものもありました。まあ、それも舞台の愛嬌ということで。
あとは、変に途中でとまったりとかしません。
そこは、さすがAmazonというところ。
ただ、気になったのは「音」。
古い作品では、音が聞き取りづらい作品がありましたね。しかし、最近の作品はそれほど聞き取りにくいわけではないです。
prime videoチャンネル版「観劇三昧」と公式版「観劇三昧」と比較
prime videoチャンネル版「観劇三昧」と公式版「観劇三昧」は、違ったものになります。
料金は、公式が月額980円(税込)で、Amazon版が月額464円(税込)。
そして、公式版の方は作品数が1,000本以上あり、Amazon版は80本ていど。
単純にたくさんの作品をみたい演劇ファンなら、公式版がオススメですね。
ただ、そこそこの数の作品を見れればよいという方は、Amazon版でも十分です。
さらに、Amazonアカウントで気軽に加入できますし、使いやすいFire TVで視聴できるので。
どの程度みたいかによって変わりますね。
公式版について詳しくは、以下のサイトからどうぞ。
公式サイト:演劇動画配信サービス「観劇三昧」
『観劇三昧』おすすめする人
観劇三昧は、以下の人におすすめです。
- 演劇ファン
- 普通の映画やドラマを見飽きた人
演劇が好きな人は、わざわざ劇場にいかなくても視聴できるのでオススメ。
もちろん、生の劇の方がよいと思いますが、生で見たけどまた見たい時にも使えますね。
あとは、普通の映画や地上波のドラマではとりあえないようなテーマや内容だったりするので、普通の作品に飽きた人もオススメですね。
また違った視点で、「作品」というものを楽しめると思います。
まとめ
観劇三昧のような演劇動画は、通常の動画配信サービスにはないので面白いと思います。
Amazon prime videoチャンネルには、いまいち中途半端な映画やドラマのチャンネルがありますが、こちらのチャンネルは強い特色があっていいのではないでしょうか。
観劇三昧は「14日間」の無料お試し期間があります。
気になる方は、まずはお試ししてみてはどうでしょうか。無料でお試しするには、無料期間中に解約することで無料となりますよ。
それでは、『観劇三昧』のレビュー・評価でした。
公式サイト:Amazon prime videoチャンネル